メインキャストが7人の恋物語
放送日
2001年7月~9月にかけて放送されたTBSの日曜日21時からのドラマ。全11回。脚本は遊川和彦。
出演者
菅野美穂、渡部篤朗、水野美紀、及川光博、山田孝之、岡江久美子、所ジョージ、白川由美など。
あらすじ
新宿のホテル、ハイアットで働く永島蜜柑（菅野美穂）は、恋に臆病で内気な女性。あるひょんな出会いから女子高の教師赤井涼介（渡部篤朗）に一目ぼれをする。
実家が金持ちの羽田藍（水野美紀）は、ベストセラー作家紫村一郎（及川光博）と恋人同志だが、一郎は常に他の女性とも付き合っているプレイボーイ。
高校生3年の青島渉（山田孝之）は母と継父と暮らしているが、誰にも本当の自分の気持ちは話せない。そんなとき、29歳と偽り伝言ダイヤルで24歳のスチュワーデスという女性と知り合う。
その24歳スチュワーデスと名乗った女性は、実は40代の二人の子供を持つ主婦、黄田織江（岡江久美子）。
織江は夫や子供からは家事手伝いとしか思われておらず、その生活に飽きて伝言ダイヤルで新しい出会いを求めていた。
緑川文平（所ジョージ）は牛丼屋「すき屋」の店長。10年前に離婚して一人暮らし。お客で来る蜜柑に密かに恋をしている。
このあまり繋がりがなさそうな7人が、緑川のお店を中心に繰り広げる恋物語。
見どころ
リアルタイムではこの作品見ていなかったのですが、そこそこ視聴率は良かったよう。
メインキャストは、下は高校生、上は40代までの恋物語なので、様々な世代の人が、メインキャストの誰かに自分を投影できる作品です。私の場合、今はやはり40代の岡江久美子や所ジョージに投影しちゃいます。
脚本の遊川和彦は、昔は普通のラブストーリーを書いてたんですね。最近では「家政婦のミタ」や「○○妻」などブラックな展開が多いですよね。普通の話を書くのに飽きちゃったんですかね。私としては、こういうストーリーの方が好きですけどね。
ストーリーは切なくて、私好みです。メインキャスト7人全員、自分の好きな人には振り向いてもらえず思い悩みます。
他人には自信があるように見えたり、幸せそうに見えても実は弱い人間だったり、綺麗で金持ちでもそれをコンプレックスに感じていたり、色々考えさせられました。
最後には、どこかしらこの7人は繋がっていたことが判明します。
渡部篤朗が若い。そういえば、昔こんな顔でしたね。主役なのですが、バイプレイヤー感が漂いますよね。
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