池袋ウエストゲートパーク

長瀬智也主演2000年の名作『池袋ウエストゲートパーク』

放送日

2000年4月~6月に放送されたTBSの金曜日21時からのドラマ。全11回。脚本は宮藤官九郎。原作は石田衣良。

 出演者

長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、山下智久、佐藤隆太、 高橋一生、妻夫木聡、森下愛子、坂口憲二、西島千博、渡辺謙など。

あらすじ

主人公のマコト(長瀬智也)は元不良だが、現在は母親(森下愛子)の果物店を手伝いながら、大学生のマサ(佐藤隆太)と専門学生のシュン(山下智久)と池袋西口公園(Ikebukuro West Gate Park)でつるんでいる。

ある日、マコト、マサ、シュンが西口公園でたむろしていると、2人のギャル、ヒカル(加藤あい)とリカ(酒井若菜)に声をかけられ遊びに行こうと誘われた。

それ以後よく一緒に遊ぶようになり、5人でカラオケに行ったとき、リカは途中でマコトに二人でバックレようとホテルに誘った。だが、マコトは勃起障害のためリカを抱くことができない。そのホテルの隣の部屋では女子高生絞殺未遂事件が発生し、マコトはその事件後の現場を見ることとなったが、犯人を目撃したわけではなかった。

ある夜、マコトはリカと約束していたことを忘れて家にいると、リカから電話が入る。リカに会いに出かけようとすると家の前にはマサとヒカルがいた。ヒカルもマコトのことが気に入っていたため、リカとマコトが前にバックレたのが気に入らず、強引にヒカルはマコトにキスする。

マコトは口癖の「キスとかセックスとかめんどくせー」と叫ぶとヒカルは怒って帰ってしまう。マコトはその後、リカとの約束に遅れてしまったので、とりあえず電話をかけると、その電話に出たのは警察だった。リカは殺されたといい、マコトは刑事の吉岡(渡辺謙)から事情聴取を受けることになる。

マコトはリカが連続殺人犯に殺されたと思い、池袋のチーマーのGボーイズのキングタカシ(窪塚洋介)にも協力してもらい犯人捜しを始める。その犯人捜しをしながらも池袋の街に起こる難題をマコトは引き受ける。

見どころは豪華キャスト、池袋ロケ、ドラマの斬新さ

まずキャストが豪華です。主役級のキャストが次々に登場。渡辺謙や遠藤憲一も贅沢に使われており、まだ駆け出しのころの初々しい高橋一生、山下智久、妻夫木聡なども見ることができます。

池袋ロケ

池袋付近になじみがある人は懐かしく思うこと間違いなし。全て池袋でロケを行っているのか、2000年ごろの池袋の汚く少し怪しげな雰囲気をそのまま感じることができます。

西口公園はもちろんのこと、東京芸術劇場内、北口付近、トキワボウル(現在はハイパーレーン)などが出てきます。

脚本、構成、長瀬君と渡辺謙がうまい

このドラマはクドカンの長編ドラマのデビュー作のようですが、勢いがあります。ちょくちょく挟んでくるギャグや音と合わせた映像のカットの仕方が斬新でミュージックビデオを見ているような感じ。

今見ると、少しドラマに落ち着きがない感じもしますが、池袋の怪しげな雰囲気と融合してエネルギーが感じられます。どのドラマとも違う独特な雰囲気を感じさせるドラマです。

俳優陣は窪塚洋介のちょっと頭おかしい人の演技もいいのですが、長瀬君がいいですね。年は主人公と同じ20歳ぐらいで外見もいいのですが、アイドルなのに勃起障害など恰好悪い部分も演じきってるし、無理して演じてる感じがしないところもいいです。また渡辺謙はさすがです。当時40歳ぐらいでビジュアル面も素敵ですが、コント風演技も卒なくこなして、うまいなと。何でもできるんだなと思わせてくれます。

2000年にタイムスリップしたい人は必見のドラマ。

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