雨よりも優しく

浅野ゆう子主演のTBSドラマ

放送日

1989年10月から12月にかけて放送されたTBSの金曜日10時からのドラマで全12回。脚本は 岩佐憲一。

出演者

浅野ゆう子、時任三郎、黒木瞳、田中美佐子、田中美奈子、宅間伸、郷田ほづみ、阿知波悟美など。

あらすじ

小学生のとき同級生だった29歳の鈴木今雨子(浅野ゆう子)は庄司絵里(阿知波悟美)から同窓会をやろうと提案された。今雨子は当時好きだった渋谷晴男(時任三郎)が来ることを期待していたが、晴男は現れなかった。ただ並木泉(黒木瞳)はなぜか晴男の近況を知っており、色々皆に教えてくれた。

その同窓会で集まったメンバー、荒井保(宅間伸)は今雨子に魅かれ、絵里は保に魅かれる。その後、今雨子の元に、突然晴男から電話が入り、二人で会うことになる。

晴男は当時のイメージと違い、「初体験の年齢は?」などズケズケと今雨子に質問してきて、がっかりした今雨子は、「結婚している」と晴男に嘘をついてしまう。

実は泉と事実婚状態だった晴男は、今雨子の嘘を都合よく受け取ってしまう。最初は晴男のことを警戒していた今雨子だが、電話で話すうちに晴男が最初は緊張のあまり変な質問をしてしまっただけだと知り、どんどん晴男に魅かれていく。そして今雨子は晴男と泉が事実婚状態だと知らないままに、ついには二人で一夜を共にしてしまう。

その他、青山有紀(田中美佐子)はシングルマザーで娘を育てるかたわら、大学生の彼(戸田研一郎)にうつつを抜かしたりや不倫相手(娘の父親)が出てくる。また今雨子の以前の不倫相手(小野寺昭)も出てきて、複雑な恋愛関係が描かれる。

見どころ

このドラマは1989年放送でちょうどバブル期でした。この当時、こんな感じで男女数人が繰り広げる恋愛ドラマをフジやTBSで量産していたようです。

ドラマのメンバーは、この当時のレギュラー主演的存在の浅野ゆう子。そして脇は田中美佐子や宅間伸、そして3枚目役は阿知波悟美が演じています。郷田ほづみという方は、主に声優のようで、これ以外のドラマでは見たことないですね。また、黒木瞳が出ていますが、彼女、トレンディドラマにはあまり出演していないので、珍しいですね。

そして、 田中美佐子の年下の彼を演じた戸田 研一郎。今回このドラマを見て、そういえばこの男性、バブル期にドラマで良く見た顔でした。その後、俳優業は引退されて、現在は芸能事務所の研音グループの社長をやっているようです。

フジのトレンディドラマに比べて、TBSの方が内容が少し濃く、ちょっと陰があります。内容も不倫ということもあるかもしれません。

一応、全員が30前後だと思うのですが、服装と髪型のせいでしょうか?今でいうとアラフォーの男女にしか見えないです。そして、ドラマの中でも役柄で28歳の田中美佐子が、年下の男と付き合っているのを自ら「こんなオバンと付き合ってくれるんだから」と言ってます。

時代は変わりましたね。オバンってのも死語ですね。時任三郎の髪型もどうなの?と思いますね。

内容は結構面白いです。次の展開が気になりました。

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