ニューヨーク恋物語の田村正和は最強に格好いい
放送日
1988年10月から12月にかけて放送されたフジテレビのドラマ。木曜日の夜10時からのドラマで、全11回。脚本は「男女7人夏物語」でお馴染みの鎌田敏夫
出演者
田村正和、岸本加世子、真田弘之、柳葉敏郎、桜田淳子、五十嵐いづみ
あらすじ
ニューヨークで暮らす、日本人向けバーを経営する田島(田村正和)は危険な雰囲気を漂わせ、影のある男。そんな田島をとりまく男女8人のニューヨークを舞台にした人間模様が描かれる。
ある日、ニューヨークの証券会社で働く里美(桜田淳子)のアパートに、婚約破棄され、日本を飛び出してきた明子(岸本加世子)が転がり込む。里美は韓国人のルームメイト美姫(李恵淑)と暮らしており、明子を加えた3人暮らしが始まった。
日本人向けの幼稚園教師の坂入(真田広之)は里美のことが好きだが、里美は全然相手にせず、いつも冷たく当たる。
食料品店で働く小池(柳葉敏郎)は美姫のことが好きで、よく里美と美姫のマンションに来ている。
明子はニューヨークに来たものの、里美は仕事が忙しく相手にしてもらえず、坂入や小池にニューヨークを案内してもらうことになる。そして、日本人バーに連れて行ってもらい、初めて田島と出会う。一緒にいた美姫は田島にすぐに惹かれていく。明子も田島のことが気になる存在になっていった。
しかし、田島には、何か裏社会と関係がある危ない仕事をしているという噂があった。
見どころ
ニューヨークの危険な雰囲気が良く出ている曲、井上陽水の「リバーサイドホテル」の主題歌に乗せてドラマが始まり、どきどきしながら見ていたのを思い出します。
ほとんどニューヨークで撮影されたようで、当時外国に行ったことがなかった私はニューヨークの街並みが見られるのもうれしかったです。
見どころは、もちろん、田村正和の恰好よさ。オンエアのときは私は高校生でしたが、大人の男性だと憧れたものです。
ストーリーは、明子が一方的に田島に惹かれ、最後まで報われない感じなので、ただのラブストーリーとは一線を画しています。岸本加世子の体当たり演技も見もの。小柄ですが、色が白くて綺麗です。
桜田淳子は当時女優として様々なドラマに出ており、このドラマでもキャリアウーマンのキツい感じがうまく出ていて、上手いと思います。この後、ご存知のように、結婚して引退してしまい、もっと演技が見たかったなと思いました。
柳葉敏郎と真田広之もいいです。真田広之は優柔不断なはっきり物を言えないモジモジした演技がうまいです。
タイトル通り恋中心の話なのですが、スリルがあって面白かったです。ニューヨークが舞台というのが、かなり面白くしているかもしれません。
有名なテラスで髪を洗ってもらうシーン