藤原紀香主演『昔の男』
放送日
2001年4月~6月に放送されたTBSの金曜日21時からのドラマ。全12回。脚本は内館牧子。
出演者
藤原紀香、大沢たかお、富田靖子、阿部寛、鈴木一真、黒谷友香、加藤貴子、藤田弓子、石倉三郎など。
あらすじ
宝石店に勤める原あかり(藤原紀香)は29歳で、公認会計士の北沢迅人(阿部寛)と付き合っている。
あかりは結婚したいのだが、迅人はバツイチで再婚の意思はない。
ある日、学生時代の仲間が集まるということで、あかりが出かける。
しかし、来ないと思っていた昔の恋人であった池田嵐(大沢たかお)に会い、現在は結婚していて、一級建築士として働いていることを知り心が乱される。
その後、二人は昔の想いがよみがえり、嵐の妻マリ(富田靖子)に隠れて付き合うようになる。
見どころ
このドラマはリアルタイムで見ていました。今回BSでやっていたので見たのですが、年をとってから見ると突っ込みどころ満載のドラマでした。どなたかが感想で書いていましたが、豪華な俳優を使った昼ドラかもしれません。
-ネタバレあり-
話が12話あるので仕方ないのですが、最後の最後までひっぱり続けます。
あかりは嵐と付き合うのはやめると散々言いながら、また会う。その後、嵐とは別れる。やっぱり会う。これを何度も何度も繰り返し、ついに二人で住むことにします。
しかし嵐の奥さんマリが精神的に壊れ、結局、嵐はマリの元に戻ることに。
そして、ある日、マリは嵐が陰でオートバイを乗り回してたことを知り、嵐が自分と暮らすのに我慢していたことがわかったと言い、あっさり離婚します。
迅人は、最初は誰とも結婚しないと言っていたのに、あかりが嵐と付き合いだすと、「一人で生きてける力をつけろ」と言いつつ、しつこく「結婚しよう」と迫りだします。
全部が上手く回らずイラっとしましたが、若い時は面白がって見てたと思うので、年を取ると感情も錆びついてくるのかもしれません。
俳優陣が異次元級のスタイル
俳優陣についてですが、メイン俳優たちが異次元級のスタイルで、現実味がないです。
なかでも藤原紀香は、顔が小さすぎてドラマには向かないかも?と思いました。
顔だけ見ると丸いイメージですが、全身ショットだとモデル以上の等身です。その両親役が藤田弓子と石倉三郎って、絶対こんなスタイルの子は生まれないだろうと突っ込みたくなりました。
また、黒谷友香も綺麗でスタイルもよく、大沢たかおや鈴木一真も元モデルですし、日本人こんなスタイルよくないだろって思いました。
そんな中、庶民的スタイルの富田靖子の怪演。台本だと思いますが、オオカミのパッチワーク作ったり、ちょっとあり得ない感じではありました。
阿部ちゃんは嫌いではないですが、滑舌が悪くて何言っているか聞こえないところがありますね(私の耳が遠くなったのかも?)
藤原紀香は世間一般ではそんなに女優としては評価されていないような気がしますが、演技はそこそこだと思いますね。米倉涼子並みにはうまいと思うのに、最近全然女優として出ないですね。どうしてですかね?
最後に、タイトル文字とか、ドラマ中に出てくるあかりが何度も口ずさむ歌に古さを感じました。時代は変わりますね。突っ込みながら見ると面白いかも。
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※2021年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はTSUTAYA DISCASの公式ホームページにてご確認ください。