男性は恐怖におののく「危険な情事」
公開日
1988年2月日本公開。監督は「フラッシュダンス」「ナインハーフ」のエイドリアン・ライン。上映時間119分。サスペンス。
出演者
マイケル・ダグラス、グレン・クローズ、アン・アーチャー
あらすじ
ニューヨークに住む弁護士のダンは妻と幼い娘の3人で幸せな結婚生活を送っている。
ある日、出版社のパーティーで、編集者アレックスと知り合う。アレックスは一目でダンのことが気に入った。
その後、仕事で顔合わせをすることになり、二人で飲みに行く。ダンは妻が娘と実家に帰っている週末に、アレックスの誘いに乗り、浮気をしてしまう。
アレックスはダンが妻帯者であることを知っており、アレックスから浮気を暗示させるようなことを言ったため、ダンは割り切った体だけの関係だと思っていた。
しかし、アレックスのダンに対する愛情はどんどんエスカレートしていき、応じないと手首を切るなどし始め、過激な性格を見せ始める。
見どころ
グレン・クローズとメリル・ストロープは雰囲気も年齢も近く、たまに混同しそうになります。この映画のヒロイン?を演じるグレン・クローズ。まさに怪演と言っても良いかもしれません。
—ここからネタバレあり—
ストーリーはサスペンスにホラーが加わり、アレックスだけが悪者に思える描き方になっています。
特に鍋でペットが煮られるシーンはトラウマになりそうなぐらい怖いです。
そんな半狂乱と化したアレックスを最終的にダンがやっつけてほっとする、というハッピーエンド。
いつの間にか、ダンが正義のヒーローみたいになっていますが、よく考えると、悪いのはアレックスだけだったの?という疑問も出てきます。
監督も男性ですし、男性目線からみたストーリー。男性は浮気には気をつけろよということでしょうか。
女性として、アレックスの描き方が残念ですね。